こころにかえる

身の回りで起こった日々感じたこと気づきなどを徒然なるままに

五百羅漢

f:id:kanon-healer:20200805045735j:plain


岩手県盛岡市にある曹洞宗のお寺。

報恩寺の羅漢堂に納められている五百羅漢を見に行ってきました。

 

f:id:kanon-healer:20200805050104j:plain

f:id:kanon-healer:20200805050153j:plain


 

 羅漢堂に納められた五百体の仏像はどれもとても

個性的な表情をしているのが印象的です。

笑っている顔、怒っている顔、泣いている顔。

人間味に溢れた様々な表情をしている仏像達に

どこか親しみを感じてしまいます。

 

五百羅漢は、仏の滅後に行われた経典結集に集まった

仏弟子を指すと言われ、いずれもそれぞれの能力を生かして

正法を後世に伝える役割を担っていたと言われています。

親しみを感じるその表情の中にも威厳を感じ、その迫力と

神聖さに思わず心の中まで見透かされている感じがするのでした。

 

f:id:kanon-healer:20200805050439j:plain

 

五百もの仏像に囲まれ、凝視されてる様は若干の戦慄と共に

畏怖の念を抱かされ、冷たい空気と羅漢堂内の一切の静寂の中

ピリピリとした緊張感と怖さを感じながらも聖人達の厳しくも

慈悲深い空気をヒシヒシと感じ取ることが出来て

その場から立ち去りがたいなんとも名残惜しい気持ちに。

波長の合う場所はとても心地よく、いつまでもその場所に

居座りたくなりますよね。

 

帰りにご住職から御朱印を頂いた際、

「絵心経」というものが目に入りました。

絵心経とは、むかし文字の読めなかった庶民のために

般若心経の文言を絵で表現したものなそうです。

各地域の方言によって、表現されている絵が微妙に

変わっているそうでとても興味深いと感じました。

 

庶民にとっても身近な存在だった般若心経。

母の時代までは般若心経を暗唱出来る人が普通に居ると

言ってました。

私もいつか般若心経を全て暗唱出来るようにと、

一つ大きな目標を立ててみました。

 

f:id:kanon-healer:20200805045841j:plain