ピンチがチャンス
最近よく「ピンチがチャンス」というフレーズを耳にしますが
なんか行き当たりばったりというか、危機意識が無い感じというか
どうにかなるでしょ的な軽い感覚がどうにも苦手で、個人的には
正直あんまり好きな言葉ではなかったんですよね。
しかしよくよく思い起こしてみると、これまでの私の人生って
ピンチがチャンスに変わって好転するパターンが多かった
ということにふと気付かされたのでした。
思いがけないトラブルやアクシデントの後には
何故か高確率で嬉しいサプライズが待っていたりするのです。
思い起こしてみるとそういえばあの時も...とキリがないのですが
その中でも特に印象的だった出来事を今回はお話しようと思います。
昔から旅行が大好きだった私は、とりあえず飛行機代を出来るだけ
安く抑えて時間とお金の許す限り色んな場所へ旅してました。
まだ私が日本に住んでいた頃。
ある時、マレーシア→ドバイ経由の飛行機でヨーロッパ旅行へ
行った時のことです。
(恐ろしく時間がかかったけどチケット代が凄く安かったんです)
私の乗る飛行機がドバイに給油で止まった際、エンジントラブルが
発見されたため丸一日ドバイに足止めされたのですが
その間のホテルや食事はすべて飛行機会社持ちということなので
タダでドバイのプチ観光ツアーと豪華なリゾートホテルに
泊まることが出来、おまけに同じ飛行機に乗っていた色々な国の人達と
交流が持てて、とても楽しい時間を過ごすことが出来て
凄くラッキーな思いをしました。
実はその時の旅のトラブルはそれだけでなく、帰りの飛行機で
乗り継ぎのためにマレーシアに寄った時。
マレーシアから東京間の飛行機でなんとダブルブッキングが
発生してしまったためマレーシアで2日も足止めされることに
なってしまったのです..
しかし、女性一人ということもあって航空会社の方が2日間
私に付きっきりでマレーシアの観光地巡りをしてくれて
更には飛行機の席に空きが出来たら即搭乗出来るようにと、
空港内直結のホテルに泊めてくれたので、とても安全かつ
楽しく過ごすことが出来てラッキーな思いをすることが
出来たのでした。
一歩間違えば最悪な旅行にもなりえたのに、最高の旅行の
思い出へと変わったのです。
そして今でも日本への里帰りの際にたまに起こる整備
トラブルによるディレイや荷物が遅れて届くなどのトラブルが
たびたびあるけれど、数日おまけに観光を楽しめたり
スーツケースを私の実家まで空港側が手配して配送して貰えるなど
最終的にいつもラッキーな結果で終わってるので、むしろ私の中では
トラブル=ラッキーな事が起こるという図式がすっかり
出来上がりつつあります。
他にも、急病や突発的に起こる嫌なアクシデントやトラブルの中でも
思いがけない出会いがあったり、予想もしない方向に運んで好転したり
また、つい最近ブログにも書いたように不思議体験によって
難を逃れたりしてトラブルやピンチの時には高確率で
何かしら面白い出来事が待っているので、ネガティブ思考な私でさえ
今では非常事態をそこまで悲観的に受け止めようになってきました。
いつも棚ぼたラッキーなことが起こる度、見えない何かに強く
守らているに違いないと心のどこかでそう確信するのです。
そしてそうはっきりと意識しはじめた今では
何をしていても不思議な安心感があります。
こうやって過去を振り返ってみて、これまで常に強く
守られて来たことにまざまざと気付かさると、見えない存在に
心から感謝せずにいられません。
これまでの人生を思い起こすと全ての出来事が完璧な
タイミングで起こり全てが見えない点で繋がっていて、
現在の私まで完璧に導かれていたことがはっきりと分かるのです。
このまま安心して人生の旅を続けていけば途中のトラブルや
寄り道も、また新たな気づきや新たな出会い、そして豊かな
人生へと繋がっているのだと気づいたら何だかふっと肩の力が
抜けていくのでした。