こころにかえる

身の回りで起こった日々感じたこと気づきなどを徒然なるままに

高次元の存在と初めて繋がった話:前編

 

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今からちょうど一年前の私は精神的にボロボロで

鬱状態におり、辛く苦しい状況が長い間続いていて

かなりの極限状態にいました。

 

小さい頃から自己否定感が人一倍強かった私は

自分自身に価値が感じられず、とことん自分を罵り

卑下し、こんな自分なんて生きてる価値もないと

とことん痛めつけていたのでした。

 

しかしある日、このまま行くと自分が本当に

ダメになってしまう、と危機感を感じはじめた私は

とりあえず何よりも最初に自分の心の中にいる傷ついた

インナーチャイルドを癒さなくては前に進めない感じ、

もしかしたら自分を内観すれば何かしらの気づきが

得られるかもしれないと思いたったのでした。

 

そこで、とりあえず幼少期に遡れる退行催眠というものを

試してみようとしたものの、中々上手くいきません。

それならばと、瞑想というものを見よう見真似で

やってみることに。

 

最初の数十秒の間は何となく無の状態になれるものの

しばらくして気がつくとあれこれ雑念が湧き始めて

いつのまにか余計なことを考えていたり。

瞑想の難しさを改めて痛感させられました。

 

同時期に藁にもすがる思いだった私は、動画などでよく

見かけるタロットカード占い動画を観たりしていたけど

怖いくらい当たるんですよね。

昔からスピリチュアル系のものに興味があった私は

タロットカードやオラクルカードを持ってはいたけれど

恐ろしいほど当たるのと、耳を塞ぎたくなるような

きつい事を言われるので、それらのカードをあまり

使うこともなくクローゼットの中に保管していたのでした。

 

そんなある日。

一年前に他界した父親の夢を見たのです。

それも恐ろしくリアルな夢を。

 

夢の中でもこれは普通の夢などではなく

実際に父が私に会いに来てくれた夢なのだと

なぜだか直感で理解できました。

 

父の葬儀の時は、目の前で起こっている出来事に

気持ちが追いつかず、まるで夢の中の出来事のように

現実味が湧かなかったのと、葬儀の手配などで忙しかった

せいもあり、心に蓋をして涙もそれほど見せなかった私。

しかし、夢の中で私はようやく父と向き合うことが出来

すっかり痩せて弱々しくなった父を自分の腕にキツく

抱きしめながら、今まで本当にありがとうと

私のお父さんでいてくれてありがとうと

今まで言えなかった感謝の言葉がようやく伝えられたのでした。

父を必死に抱きしめ大号泣したまま目覚めた私は

起きてからも長い間泣き止むことが出来ませんでした。

 

ようやく落ち着いてから見た夢を振り返ってみたのですが

実はその夢の中で父から何かを受け取ったんですよね。

父は私にそれを託すために長い廊下の向こう側から

必死に歩いてきたのです。

そしてそれを私に渡した途端、崩れるように

私の腕の中に倒れ込んでしまったのです。

私に託したもの、それは一体何だったのでしょうか?

 

その夢を機に、私がこれまで長い間父に対して抱いていた

幼い頃の恐怖心やトラウマ、激しい怒りの気持ちが

嘘のように消え失せて、不思議と感謝の気持ちだけが

残りました。

そうして自分の中の何かが大きく変わっていくのを

私ははっきりと感じたのでした。