山に棲む龍神
"ふるさとの山に向ひて 言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな"
今回は岩手山の麓に位置する岩手山神社をご紹介します。
この神社は延暦20年(801年)坂上田村麻呂が蝦夷討伐のおり
国土鎮護を祈願して建てたと言われています。
康平5年(1062年)には源頼義が安倍貞任、宗任を討つために
この神社に祈願してようやく勝つことができたと伝えられています。
地元の人々に、いつの時代も愛されている岩手山。
雪解けの模様が鷲のように見える事から
別名は巌鷲山(がんじゅさん)と呼ばれています。
地元の人々を優しく見守り続けるその雄々しい姿は大きな包容力と
まさに霊山といっても良いほどの強い霊気を感じます。
その中に威厳を持って佇む龍神様は今にも動き出しそうな
迫力と龍神様の物凄いパワーに圧倒されてしまいます。
日本に里帰りする半年程前に姉からここの龍神様の写真を
送って貰った時に、今にも動き出しそうな龍神様のその迫力と
龍神様の美しさにすっかり一目惚れしてしまった私は
速攻でこの写真を待ち受けにした程です。
そして実際に本物の石像を前にした時は感動のあまり
しばらく言葉が出ませんでした。
ここの龍神様に引き合わせてくれた姉に感謝なのです。
龍神様好きな方は、是非一度行ってみることをお勧めします。
遠いかもしれませんが絶対に満足できること間違いなしです。
ちなみに岩手山から湧き出ている御聖水がこの神社で汲めて
これがまた素晴らしく美味しいのです。
地元の人は「勝利の水」と呼んで試合や受験の前に汲みに
来るそうです。
ここに行かれる方は空のペットボトルを数本持参していくことを
おすすめします。
大きなポリタンク持参で来る方もいらっしゃるそうで納得です。
近くの専門コーヒー店の方がわざわざ毎朝汲みに行ってる程
なそうです。
神社は、小岩井農場駐車場入り口を少し北へ向かい
一本桜先を右折した所にあります。
入口が少し分かりにくいですが林の中、狭い砂利道を
1キロほど進んだところに岩手山神社があります。